パッケージ型触媒燃焼式排ガス処理装置 MDシリーズ

触媒燃焼式排ガス処理・脱臭装置のMDシリーズは、島川製作所がオーダーメイドの排ガ ス処理・脱臭装置を製造するなかで培った「触媒燃焼式」の技術を、小型パッケージ化し た高効率、低ランニングコストの装置です。
省スペース設計(D600×W1500×H1500から)ですので、装置などの設置場所に困りがち な小さな工場や実験室の排気対策に最適です。VOC(揮発性有機化合物)の無害化、悪臭 の分解を高効率(VOC除去率95.0%以上)で行います。

触媒燃焼式脱臭装置MD型

脱臭装置MDシリーズの特長

・触媒による低温燃焼(300~350℃)熱交換器の採用により臭気ガスを効率よく脱臭、無害化します。
臭気分解反応
CmH2n + O2 → mCO2+nH2O
・触媒には圧力損失の少なく高い浄化性能を持つ貴金属製メタルハニカムを使用し高効率運転を実現。
・ユーティリティーは電気だけの安全設計。
・風量調整用のファンインバーターを標準装備。安定的な連続運転が可能です。
・キャスター標準装備(MD-2、MD-4)で簡単に移動が可能です。

脱臭装置フロー図

真空容器洗浄乾燥用真空ポンプユニット

MD型 型式 MD-2 MD-4 MD-6 MD-10
処理風量 m3/min 2 4 6 10
装置サイズ
(mm)
W 600 700 800 1000
D 1500 1600 1900 2350
H 1500 1500 1800 2000
ヒーター容量(標準) 8Kw 16Kw 24Kw 40Kw
電源 AC200V 3相50/60Hz 40A 75A 100A 150A

※仕様詳細はお問い合わせ・ご相談ください。
触媒被毒物含有ガス(ハロゲン化合物、硫黄化合物、リン化合物、有機シリコン、重金属化合物)、酸系ガス、粉塵、ミスト等混入、高温ガス、陽圧排気導入、 屋外設置の場合は弊社営業部までご相談ください。
【オプション】 ミストフィルター、ガス濃度検知警報機、自動切換ダンパ

脱臭装置の用途事例

・化学工場からの排気
・企業内研究所、大学研究所のラボテストからの排気
・塗料、印刷インキ工場からの排気
・印刷所からの排気
・半導体製造工程からの排気
・乾燥機、保管庫からの排気

触媒燃焼式の特長

排ガス処理、脱臭の方法には燃焼法、吸着法、洗浄法、プラズマ法など、様々な方法があります。中でも燃焼法は
運転が比較的容易で安定的な除害、脱臭の性能を発揮します。
一般的な燃焼法は「直接燃焼式」といわれ、処理ガスを700℃~800℃の高温に加熱しながら 一定時間の滞留(0.1秒~1秒以上)することで酸化分解反応を起こし処理ガスを分解、脱臭します。 この点、当社が採用する「触媒燃焼式」は、貴金属触媒を使用し処理ガスを300℃~350℃で、 触媒に0.06秒~0.09秒程度接触させることで直接燃焼方式と同じ効果を得ることができます。 ガスへの加熱が少なくて済むことや、滞留時間が短いため装置が小型化できることなどから 狭いスペースへの設置が可能で、ランニングコストが低減されるのが特長です。 MDシリーズは「触媒燃焼式」を利用した装置で、高効率、省スペース、低ランニングコストを実現しました。

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