以前お客様に納品させていただいたロータリーキルン炉を改造し、完全に違うサイズ、仕様の物として作り直しました。
当社のキルン炉にはSUS316L等の高額なSUS材をはじめ様々なパーツを使用している為、お客様が新たな仕様のキルン炉の導入を検討された場合、新たに1から製作し直すよりも既設機のパーツを流用して作りかえる方が、安価な場合もあります。
ただ、既設機の流用は、1から製作する場合と違い、現合で採寸しながら製作していく等の作業が必要であったり、その他多くの手間と現場での対応力が必要となります。
今回はお客様の工場から既設機を搬出する為、現場で切断、解体するところから始まりました。また、この装置はシマカワが普段製作するキルン炉の中では小さい部類ですが、お客様が炉の下部にタンクを設置される関係で架台が高くなり、3m以上の高さの装置となりました。高所での作業が多くなりましたので、安全面での配慮、作業効率の確保により努めました。
こうして様々な苦労を経て、今、完成したのです。
シマカワのロータリーキルン炉はスクリュー送り羽根、ゾーン制御によるプログラム運転で粉粒状物質を均一にムラなく焼成できます。
是非、ご検討ください。